2019年 03月 17日 ( 1 )   

必ず人は死ぬ   

2019年 03月 17日

 ある本にこんな言葉が出ていました。
それは、お寺の法要でお坊さんが、「あなたは必ず死にます」。という言葉を聴いていましたが、何か他人事であまり関心がなかった。心が動かなかったそうです。
ある時病院で、主治医の先生に、「このままではあなたは死にます」。と言われて頭の中が真っ白になったそうであります。
『死』という言葉を頭では理解・知っているのと、私の命の現実として受け止める事実とは違いがあるのです。
これは、法話をする側・僧侶にも大いに責任があります。『生』と『死』を伝える言葉に限界があり、伝わっていないのです。
『生』と『死』を単なる言葉や知識として、聴く側に伝えてしまっているのではないでしょうか。
それは伝える側・僧侶の意識が、結局他人事のように言ってしまっているのです。これでは、伝わるはずがありません。
『必ず人は死ぬ』=『私も必ず死ぬ』からこそ、『佛さま=阿弥陀如来さまの救わずにはおれないという願い』があるのです。常に『死』を前にして、生かされている『命』だと気付いてゆく人生でなければならないと思います。
そこに『感謝』が生じてくるのです。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹 拝
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by junshoji | 2019-03-17 21:34 | 住職日記