2013年 03月 02日 ( 1 )   

修ニ会・お水取り   

2013年 03月 02日

 寒の戻りでまた急に寒くなってきました。そんななか、昨日から奈良・東大寺の二月堂で、修ニ会・お水取りの本行が始まっています。この法要は、752年、東大寺のご開山・良弁僧正の高弟、実忠和尚によって始められた悔過法要であります。天災や疫病等を取り除いて、人びとの幸せを願う法要・行事なのです。今年で何と1262回目になります。昔、東大寺の大伽藍の大半を焼失した時にも行われ、これまで一度も絶えることなく今日まで引き継がれているのです。14日まで1日6回の法要が繰り返し勤められます。毎夜点火されるお松明は、行のためにこもっている僧侶・練行衆を堂内へ導く道明かりなのです。このお松明は、竹の軸に杉の葉などがつけられていて、長さ約6メートル・直径約1メートルの大きさに仕上げられています。14日までの連夜・大鐘の音を合図に10本、12日は11本のお松明が上げられ、舞台の欄干から火の粉が舞い落ちます。お水取りは、春の訪れを告げる伝統的な佛教行事であります。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2013-03-02 21:51 | 住職日記