2026年 05月 05日
こどもの日
今日5月5日はこどもの日です。
総務省の発表によりますと、4月1日時点の15歳未満の子どもの数は1329万人となり、前年より35万人減少したとのことです。これでなんと「45年連続の減少」となり、総人口に占める割合も10.8%と、52年連続で低下し過去最低を更新したそうです。
年齢が下がるほど子どもの数は少なくなり、中学生にあたる12〜14歳が309万人であるのに対し、0〜2歳は213万人にとどまっています。
また、最も子どもの数が多かった1954年(昭和29年)の2980万人と比べますと、現在は約45%にまで減少してしまっているのです。世界的に見ても、人口4千万人以上の38カ国中で、日本は韓国に次いで2番目に子どもの割合が低い国となっております。
数字だけを見ますと、日本の未来に対して不安や寂しさを感じてしまうかもしれません。
しかし、仏教の視点からこの現実を見つめ直したとき、小生は少し違った思いを抱きます。
子どもの数が減っているということは、裏を返せば、今ここに生まれてきてくれた子どもたち一人ひとりの存在が、これまで以上に尊く、かけがえのない「宝物」であるということです。
浄土真宗の教えでは、私たちがこの世に生を受けることは「決して当たり前のことではない、数え切れないほどのご縁の賜物である」と説きます。
1329万人の子どもたち一人ひとりが、奇跡のようなご縁によって、今、私たちの目の前にいてくれるのです。
社会全体で子どもを育てる力が弱まっていると言われる現代において、お寺が果たすべき役割は何でしょうか。
それは、子どもたち、そして子育てに奮闘されている親御さんたちにとっての「心の居場所」となることだと思います。
「がんばれ」と励ますだけでなく、「大丈夫だよ」と優しく包み込む場所=お寺。
「泣いていい。怒っていい。そのまんまでいいんだよ」と、ありのままを受け入れる場所=お寺。
慈光山・順照寺は、これからも「みんなで笑顔・感動・感謝」を分かち合える、温かいお寺であり続けたいと切に願っております。
by junshoji
| 2026-05-05 16:12
| 住職日記


