2026年 04月 04日
雨の桜満開
本日はあいにくの雨模様となりましたが、慈光山・順照寺のすぐ近くあります妙法寺川公園では、桜がまさに満開の時を迎えております。晴天の青空に映える桜も格別ですが、雨に濡れ、しっとりと佇む桜の姿には、また違った趣と深い味わいがあるものです。
傘を差し、雨音を聴きながら川沿いを歩いておりますと、ふと恥ずかしながら一つの詩が心に浮かんでまいりました。
春雨に 濡れて色増す 桜花散るを恐れず 今を咲ききる自然からの 恵みの雫 受けとめて根を張り巡らす 命の力晴れの日も 雨降る日にも 変わらずに我を包むは 如来の慈悲よ
雨は、時に私たちの足元を悪くし、予定を狂わせる「厄介なもの」として敬遠されがちです。しかし、草木にとっては命を育む大切な恵みであり、桜の花びらについた雨滴は、まるで宝石のようにキラキラと輝いて見えます。
私たちの人生もまた、同じではないでしょうか。
晴れ渡るような順風満帆な日もあれば、冷たい雨に打たれ、悲しみや苦しみに立ちすくむ日もあります。しかし、その雨(苦難)があるからこそ、私たちは他者の痛みに寄り添う優しさを持ち、人として深く根を張ることができるのだと思います。
阿弥陀如来さまのお慈悲は、晴れの日も雨の日も、決して変わることはありません。私たちがどのような状況にあろうとも、「そのままのあなたでいいんだよ」と、常に温かい光で包み込んでくださっています。
雨に濡れながらも、力強く、そして美しく咲き誇る妙法寺川公園の桜を見上げながら、如来さまの分け隔てのないお慈悲の心に、改めて深く手を合わせる一日となりました。ありがとうございました。
by junshoji
| 2026-04-04 16:01
| 住職日記


