2026年 02月 03日
善きご縁に導かれて 毎日新聞にご紹介いただきました
本日、大変有り難いことに、毎日新聞の全国版「くらしナビ」の紙面にて、慈光山順照寺と小生の震災での経験をご紹介いただきました。このような善きご縁を賜りましたこと、心より厚く感謝申しあげます。
記事では、31年前に神戸を襲った阪神・淡路大震災の日のことが綴られております。あの日、小生は35歳でした。激しい揺れで本堂は無残に倒壊し、あたり一面がれきの山となりました。
途方に暮れる私の前に、どこからともなく一人の青年が現れました。彼はボランティアとして駆けつけてくれたお方で、私の話を聞いてくださり、すぐさまためらうことなくがれきの山に入り、ご本尊・阿弥陀如来さまを捜し出してくれたのです。泥と汗にまみれながら、やっと阿弥陀如来さまが助け出された時の安堵と喜びは、今でも鮮明に思い出すことができます。
しかし、その青年は、私が感謝を伝える間もなく、名も告げずに静かにその場を立ち去ってしまいました。彼の無償の、そして力強い「利他」の行いがなければ、阿弥陀如来さまは今ここにおられなかったかもしれません。名も知らぬ青年への感謝の念は、31年の時を経た今も、私の心の中で少しも色褪せることはありません。
この記事のご縁をいただいて、改めて「生かされている」ことの有り難さと、人と人とのご縁の尊さを深く感じております。本堂が再建され、今では災害時に避難所としての役割も担えるようにと願っております。
「明日の命はわからない。だからこそ、今を精いっぱい生きることに尽きる」。
新聞記事の結びにもありましたが、あの日から小生が抱き続けている信念です。阿弥陀如来さま・お釈迦さまの教えを胸に、一日一日を大切に、そして皆さまとのご縁を大切に、これからも住職としての務めを精一杯果たしていく所存です。
誠に有り難い善きご縁をいただきました。
ありがとうございました。
by junshoji
| 2026-02-03 16:41
| 住職日記


