2026年 01月 08日
フィジカルAIの時代
今年・2026年は「フィジカルAIの時代」になると言われているそうです。
「フィジカルAI」とは、少し難しい言葉ですが、要は「身体(フィジカル)を持った人工知能」のこと。自ら考え、学習し、そして実際に手足を動かして行動するロボット、と考えると分かりやすいかもしれません。
つい先日も、海外の大きな展示会で、洗濯物をたたんだり、料理を手伝ったりする家庭用のロボットが発表され、大きな話題になっていました。
まるでSF映画の世界が、もうすぐそこまで来ているかのようです。この一年で、そうした賢いロボットたちが、私たちの暮らしの中に、少しずつ入ってくるのかもしれません。
このような話を聞くと、「便利になる」という期待と共に、「少し怖い」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。自分より賢く、力持ちで、文句も言わずに働き続けるロボットです。そんな新しい隣人と、私たち人間は、どう付き合っていけばよいのでしょうか。
佛教には、「同事(どうじ)」という、とても大切な教えがあります。これは、相手の立場に立って、その喜びや悲しみを共有する、ということです。
相手が人間であれ、動物であれ、あるいはこれから登場するであろうロボットであれ、まずは相手を理解しようと努める。
その姿勢こそが、良い関係を築く第一歩なのではないでしょうか。
もし、家事を手伝ってくれるロボットが我が家に来たら。小生はまず、そのロボットに「ありがとう」と声をかけたいと思います。
そして、彼らが私たちの暮らしを助けてくれるように、私たちもまた、彼らが働きやすいように、部屋を片付けたり、優しく接したりする必要があるでしょう。
それは、機械を「物」としてではなく、共に暮らす仲間として尊重する心です。
フィジカルAIの登場は、私たちに「働くとは何か」「豊かさとは何か」そして「思いやりとは何か」を、改めて問い直す機会を与えてくれているのかもしれません。
by junshoji
| 2026-01-08 18:43
| 住職日記


