秋の彼岸会法要

 本日9月23日は秋分の日。そして慈光山・順照寺では「秋季彼岸会(ひがんえ)法要」をお勤めいたしました。


秋分は昼と夜の長さがほぼ同じになる日。自然の調和を感じるときであり、同時に私たちの心もまた「調え・見つめ直す」佛縁の日であります。



お彼岸は、ご先祖を偲び、命のつながりに感謝する大切な七日間です。



ご参拝くださった方々が、本堂にて阿弥陀如来さまに手を合わせる姿を拝しながら「今こうして私が生きているのは、佛さまからのご縁をいただいたおかげである」と改めて深く思いました。


彼岸花は、その姿から無常を語りながらも、確かな生命の尊さを教えてくれているようです。


法要の後には、お念佛・南无阿弥陀佛をお称えしながら静かに感謝を捧げました。



どうかこの秋分の日を機に、ご先祖に感謝の念をあらため、日常の中で「ありがとう」と言葉にする一歩を大切にしていただければと思います。



その小さな一歩が、彼岸と此岸を結ぶ架け橋となってゆくのです。


本日ご縁をいただいた皆さまには、心より厚く御礼申しあげます。


ありがとうございました。


合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹 拝

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by junshoji | 2025-09-23 19:25 | 住職日記