沖縄慰霊の日
2022年 06月 23日
沖縄県では、今日、先の第二次世界大戦・太平洋戦争末期の沖縄激戦による犠牲者らを追悼する『慰霊の日』を迎えました。
今年は、復帰50年を迎えています。
いまだに沖縄県では、あちこちで犠牲者のお遺骨が見つかり、不発弾の処理には、これからまだ100年はかかるそうです。
沖縄県・糸満市にある『平和の礎』には、国籍を問わず24万1,632のお名前が刻まれています。
お一人おひとりのお名前を読み上げると、約12日間ほどかかります。
なかには、一家すべてが犠牲になり、名前が書かれていない人もおられるそうです。
どんな想いで亡くなられたか。
『無念』だったと、ひと言でかたずけられるものではありません。
人間ほど愚かな生き物はいません。
こんにちまで、戦争は繰り返し行われています。
今ある日本の平和は、尊い命の犠牲の上に成り立っているのです。
『哀悼の意』を決して忘れてはならないと強く思います。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹 拝
by junshoji | 2022-06-23 22:12 | 住職日記