ど忘れ・物忘れ   

2021年 03月 24日

 今日も日中は暖かくなりました。

春本番となりました。

神戸では、桜の開花宣言が出ました。

年々開花時期も早くなっています。

最近、俳優さんや芸能人等の名前がなかなか出てこない時があります。

ある人と対面しても、顔はよく覚えているのに、名前がなかなか思い出されないこともあります。

つい先程、何をしようかと思っていたのに、動いた途端、「あれなんだったっけ」ということもあります。

加齢のせいなのか。いや、認知症になりかけなのか。心配になることがあります。

専門家の先生にお聞きすると、これは単なる『ど忘れ』だそうです。

後でふとしたことで、思い出されることが多いのではないでしょうか。

物忘れは違います。

つい先程、食べた食事を「食べていない」と言ったり、身近な家族を他人さまと思ってしまう等々。

このような物忘れは、認知症が進んできている症状だそうです。

私たちの脳は、動物の中では一番大きな脳を持っていますが、しかしながら、全体の脳の約5%ほどしか使われていない・活動していないと言われています。

95%の脳が眠っている状態だと言えます。

『ど忘れ』しても、一生懸命思いだそうとすることが、脳の活性化に繋がります。

そして、いろいろ考えることも大事です。

特に、楽しいこと・興味のあること・好きなことを考え思うことが、認知症予防になるそうです。

さらに、『笑顔』を作ることです。

『笑顔』は、周りを幸せにします。

佛教では、『和顔愛護』=『布施』と教えられています。

95%使われていない脳は、『笑顔』を作るためにあるのではないでしょうか。

合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹 拝
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by junshoji | 2021-03-24 17:21 | 住職日記

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