コロナ禍の孤独   

2020年 11月 28日

 先日の小生のブログに、最近、自死・自殺者が増えていると掲載しました。

新型コロナウイルス感染急拡大によって、さらに増えるかもしれません。

コロナ禍によって、テレワーク等で、仕事も人と接する機会が減ってきました。

人は一人では生きてゆけません。

人は孤独になると、ふと死を考えるようになり、自死によって、楽になれるのではないかと思うようになります。

今朝の報道番組で、『孤独』についての特集が放映されていました。

そのなかでも、新型コロナウイルス感染増加に伴い自殺者が増えており、孤独を感じる老若男女が増えてきたと伝えていました。

これは、日本だけの問題ではありません。

イギリスでは、なんと世界初の『孤独担当大臣』がおられるそうです。知りませんでした。

成人の約2割が孤独を感じ、約4.5兆円の経済損失があるそうです。

また、イギリスでは、孤独についての授業が、小学校・中学校で行われています。
素晴らしい試みであります。

それに加えて、地域活動への参加を導くよう、国をあげて取り組んでいます。

流石、先進国・イギリスであります。

日本ではどうでしょうか。

菅義偉総理大臣は、共助が大事だと表明していますが、「言葉だけではなく中味のあるいわばアップデートが必要である」。と特集番組の最後に強調していました
ほんとうにそう思います。

故マザーテレサさんは、『最も深刻な貧困は、孤独である』。というメッセージを残しています。

日本は、コロナ禍に巻き込まれ沈み、後進国となりつつあります。

今こそ、コロナ禍だからこそ、日本を変えるチャンスではないでしょうか。

合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹 拝
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by junshoji | 2020-11-28 18:42 | 住職日記

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