これからのお寺   

2020年 05月 02日

 新型コロナウイルスの感染者の増加は、感染が身近に迫り、いつ自分自身が感染しているのかわからない状態です。
今ウィルス検査によって出ている陽性反応者の数は、全体のほんの一部であるかもしれません。まさに、氷山の一角しか我々は見えていないのでしょう。

新型コロナウィルス感染拡大により、さまざまな所で、甚大な影響を受けています。

お寺も例外ではありません。

土曜日、日曜日ともなれば、法事等があるのですが、今はほとんど行われることはなく、葬儀も益々簡素化されています。

出来るだけ三密を避けるため、ご高齢者が多い婦人会活動やヨガ・写経も今は見合わせています。

ご先祖さまを偲び、手を合わせる佛縁・習慣が少なくなっています。

ある新聞に掲載されていましたが、『これから佛教の伝え方を見直した方がいい』。『そこから新しい佛教の語り口が生まれる』。
そう、こういう時代だからこそ、これまでとは違う『佛教の新しい伝え方』が生まれてくるのではないでしょうか。


試行錯誤しながら、周りの方々・年齢を問わず老若男女さまにご教示いただき、やれることはすべてやるつもりで、佛さまの教えを守り伝えてゆきたいと思います。

必ず道は見えてくると思います。

今は暗い長いトンネルの中であるからこそ、日頃気づかない、小さな光が観えて来ることでしょう。

皆さんと共に前に進みます。

合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹 拝
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by junshoji | 2020-05-02 18:53 | 住職日記

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