子どもたちへ   

2020年 04月 19日

 新型コロナウィルス感染拡大によって、学校が5月6日まで休校になっています。

皆さんいかがお過ごしですか。
いろいろ工夫されてお過ごしことと思います。
料理をしてレパートリーが増えた方。
本を読んでいる方。
お掃除・洗濯をされている方。
勉強も少しはしてください。

ある子どもさんが、「なんでぼくたちこんな時代に生まれたのかなあ」。と言われた方がいました。思わず泣きそうになりました。
今の社会は、私たち大人が作りました。
そんな思いをさせてしまい、ほんとうにごめんなさい。

佛教では、無常という教えがあります。
常は無し、刻々と変わるということで、善いことも有れば、反対に悪いことも多々あります。

しかしながら、どちらもそう長くは続きません。

新型コロナウィルス感染拡大もいずれ終息するでしょう。

長い長いトンネルもいつかは出ます。
必ず夜は明けます。


今、私たちは、ウィルスからいろいろ試されているのではないでしょうか。

この小さな地球では、ウィルスと共存しなければなりません。
地球の自然の中に、人間もウィルスもいるのです。


この時こそ、世の中を変えるチャンスかもしれません。

どうかこの休み中に、皆さんお一人おひとり、世の中を変えるために何ができるか考えてください。

大きな夢を持ってください。大きな夢は、その人の器の大きさをあらわします。

真っ白なノートに、これから世の中こうなってほしい、やってみたいことを書き出してください。

休校だからこそできる、貴重な時間が今あります。

小生も、60歳過ぎていますが、大きな夢を描きます。
小さな点と点を連ねて、長い線を描きます。

合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹 拝
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by junshoji | 2020-04-19 21:55 | 住職日記

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