決断の時   

2020年 03月 22日

 新型コロナウィルス感染拡大のなか、東京オリンピック・パラリンピック開催延期を求める声が日増しに高まっています。
ノルウェーのオリンピック委員会は、「新型コロナウィルスの状況が世界規模で終息するまで東京オリンピック・パラリンピックを開催すべきではない」。と強いメッセージを発信しました。ほんとそうだと思います。日本だけが落ち着いても、仮に終息しても、これから感染が広がる国・地域があるかも知れません。全世界で完全なる終息が眼に見えるまで、東京オリンピック・パラリンピックは延期すべきだと強く思います。
そんな声が高まるなか、先日、聖火が日本に到着しました。これを見ると、本気で7月末に東京オリンピック・パラリンピックを開催するつもりなのかと感じてしまいます。
オリンピック・パラリンピックは、まず、アスリートファースト・選手あっての大会であります。新型コロナウィルス感染拡大で、まだ半分近くが代表選手を決められていません。
報道によりますと、国民の半数以上は、中止または延期を望んでいます。
アメリカ合衆国のワシントン・ポスト紙は、「東京オリンピック・パラリンピックは、中止すべきか延期しなければならない」。「世界が歴史的なパンデミックと戦っている時に、IOCや日本の当局者が開催できるかのように振る舞っているのはあまりにも無責任だ」。重ねてほんとそうだと思います。
今の日本オリンピック委員会や安倍晋三総理大臣をはじめいまだに決められないのは、あまりにも無責任であり、人任せではないでしょうか。
日本から一日も早く、東京オリンピック・パラリンピック開催延期または中止を宣言して、一日も早い世界の新型コロナウィルス感染終息を願うという強いメッセージ・わかりやすい行動を世界に発信してほしいと思います。今、日本はあらゆる面で世界から注目されています。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹 拝
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by junshoji | 2020-03-22 20:24 | 住職日記

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