京都五山送り火   

2019年 08月 16日

 八月ももう十六日になりました。
今年のお盆参りも予定通り無事に終えることができました。
これひとえに有縁の方々・皆さまのおかげでございます。
誠にありがとうございました。
今晩、伝統行事である京都五山送り火をもって、令和元年のお盆も終わります。
五山送り火は、葵祭・祇園祭・時代祭と共に、京都の四代行事のひとつであります。
午後八時に、東山・如意ヶ獄の「大文字」が灯され、次に、北の「妙法」、続いて、西の「船形」と「左大文字」そして、最後に「鳥居形」へと、五分おきに順番に灯り、浮かび上がります。
これは、ご先祖さまを送るための道しるべなのです。京都では「おしょうらいさん」と呼ばれています。
今、この五山送り火の存続が難しくなっています。まず、大変手間がかかること。年間を通して山を守り準備をしているのです。また、少子化の影響で、送り火の担い手が少なくなっています。
どうかこれからも五山送り火が続きますよう願わずにはおれません。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
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by junshoji | 2019-08-16 21:00 | 住職日記

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