二十五回忌   

2019年 01月 09日

 あの阪神・淡路大震災から早いもので、24年・二十五回忌になります。
あっという間の24年でした。平成も今年で終わり、何か大きな節目の年を感じます。
今週は二十五回忌のご法事のご縁があります。
今一度、あの阪神・淡路大震災はこの私にとって何だったのか。記憶が薄れてゆくなか考えなければならないと思います。
戦後に発生した地震では当時では最大でした。
6434人以上の方々が犠牲になりました。
どんな想いで亡くなっていかれたか。無念だったと思います。
私の今の生活・普段は、犠牲になられた方々の上に成り立っていることを決して忘れてはなりません。
そのためにも、二十五回忌のご法事のご縁があるのです。今は亡き故人を偲びながら、今を生き・生かされている我が命に深く感謝しなければなりません。
これからも、あの阪神・淡路大震災の惨状を忘れることなく、これからもあの阪神・淡路大震災を知らない世代に語り継いでゆく責任が私にはあるように思います。
いずれまた近いうちに、大地震が発生するでしょう。
人は生まれたら必ず死んでゆかなければなりません。人には定命・寿命があるのです。
そんな私の命であるからこそ、「救わずにはおれない」。と常に呼びかけてくださる佛さま・阿弥陀如来さまがおられるのです。
何があってもいずれ阿弥陀如来さまの胸元に迎えられるのです。
その証が、『南无阿弥陀佛』となって現れてくださっています。
だからこそ、今を安心して・信じて生きてゆけるのです。
感謝せずにはおれません。
ありがとうございます。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹 拝
二十五回忌_d0184114_20073831.jpeg

by junshoji | 2019-01-09 20:05 | 住職日記

<< 猪      CES >>