老いる国家   

2018年 12月 30日

 今日は30日・みそかとなりました。
一段と寒い朝を迎えました。
さて、人は誰しも時・時間の経過と共に老いるものですが、ある新聞に国家・国も老いるという記事が載っていました。衝撃的です。
今や日本国は、超高齢化社会になっています。
また、出生率は年々減り続け、人口が減って来ています。人口減少が加速しています。
新聞記事によりますと、今年だけで日本人がなんと45万人が消えた・減ったというのです。
これは、長崎市や富山市が丸ごと消えた規模になります。と同時に、国民が老いてゆく。
全人口を年齢順に並べると1965年には、27.5歳が真ん中・中位数でした。それが、2015年には46.7歳になっています。これから半世紀・約50年後には、55.7歳が真ん中になると推測されています。
人口減少と少子高齢化の崖を世界一の早いペースで転がり落ちる。と表現しています。
これは人類史上初めての出来事が起きている。とも言っています。
人の老いとは違って、国・国家の老いを防ぐ対策は容易ではないのです。これまでの考えだけでは追いついていけません。
これから街に空き家が増えて、病院も薬局も無くなり、あらゆるお店が閉店し、人がいなくなる街に変貌してゆくのです。
深刻な問題を抱えながら、私たちは新年を迎えます。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹 拝
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by junshoji | 2018-12-30 21:18 | 住職日記

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