負の遺産   

2018年 03月 10日

 あの東日本大震災から明日で7年を迎えます。
被災地の街並みは震災前とすっかり変わってしまいましたが、人が戻り、住んでこそ真の復興と言えるでしょう。
そんななか、福島第一原子力発電所の廃炉・収束は思うように進んでいません。未だ手つかずと言っても過言ではないでしょう。核燃料がどのような状態になっているのかまったくわかっていないのです。
ある新聞に載っていましたが、火元の状態がわからず、その火元を消すことができず、ただただ水をかけ続けるしかないのです。ある物理学の先生のお言葉だそうですが、「夜空に星が光っているのは原子核反応によるもので、そこに生命は絶対に存在しない」。「地球は46億年かけて冷めて放射能が減ったから生き物が住めるようになった」と。「地球上に生命が宿る・自然ができたのに、わざわざもう一度放射能を作り出したのが原子力なのです」。思うに、科学技術は進歩したが、いかに人間が愚かであるかということではないでしょうか。
また、毎年、稼働していない原子力発電所の維持・管理費に何と一兆円以上かかり、その費用は我々が支払っている電気料金に加算されています。重ねて愚かな行為だと思えてなりません。
今、決断しなければ、また「生命のいない地球に戻ってしまうかもしれない」と書かれていました。冷静に考えれば、ほんとにそうだなあと気づかされます。
子や孫のために、原子力のない地球。切に望みます。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹 拝
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by junshoji | 2018-03-10 21:24 | 住職日記

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