話し相手   

2018年 01月 18日

 人は基本的におしゃべりであると思っています。人の話を聞くよりも、相手に話を聞いてほしいのではないでしょうか。小生もそうであります。
最近、月忌参りの件数が減り続けています。
以前のように時間に追われて先を急ぎ慌てることも少なくなってきました。
そんななか、月忌参り・法事には、お勤め・読経の後、出来るだけお話を聞くようにしています。「このご住職はよく話を聞いてくれる」と思われたのか、皆さんだいたい楽しい話・そうでない話は同じですが、何か今まで溜まっていたものを吐き出すかのように、一気に話をされます。特に一人暮らしの方はより話が長くなる傾向があります。
信頼できる人に話を聞いてもらうと、気持ちが落ち着きストレスが発散できるのです。
すると顔色もよくなり、笑顔になります。そして、元気になるのです。
月忌参りはただお経を上げるだけではなく、人の話を真摯に聞いて受け止めてあげることが大事であるなあと、昨今気づかしていただいております。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹 拝
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by junshoji | 2018-01-18 20:43 | 住職日記

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