幻想的な光   

2017年 12月 18日

 年末になるとあちこちでイルミネーションが幻想的な光で冬の夜長を楽しませてくれています。
今年で23回目となった神戸のルミナリエは10日間の会期を昨日終えました。年々規模が縮小されているようですが、今年も大勢の方々が押し寄せたそうです。当初はあの阪神・淡路大震災で亡くなられた方々の追悼のために行われましたが、ここ数年はあまりそういうことも言われず、唯々綺麗で何か楽しみ・観光のひとつとして定着しているように思えてなりません。
神戸の復興は、今は眼には見えないあの大震災で無念に亡くなられた方々の犠牲の上に成り立っていることを決して忘れてはなりません。
そのことを観光に来られた方々、あの大震災を知らない世代に伝えてゆける厳かな神戸のルミナリエであってほしいと願うばかりであります。それでこそ、幻想的な光となる回廊や聖堂等ではないでしょうか。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
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by junshoji | 2017-12-18 21:33 | 住職日記

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