先日もうお一方、あの阪神・淡路大震災以前、月忌参りをさせていただいた檀家さんが、生前法名を授与して欲しいと順照寺に来られました。
あの大震災以後、初めて順照寺の本堂にも上がっていただきました。
その檀家さんの葬儀が今日、本堂で勤められました。自身の葬儀は、順照寺の本堂でと、身内の方におっしゃっておられたそうです。
この20年間おつきあいはありませんでしたが、これまたご縁は尽きていなかったのです。佛縁の不思議・深さを改めて感じ取ることができました。
故人は、浄土真宗の仏壇のある家に嫁ぎ、お念佛・南无阿弥陀佛の声のあるなかで生きて来られました。
そして、お念佛・南无阿弥陀佛によって、お浄土へ還って行かれたのです。故人とは、この世で再び出遇い、いずれ、お浄土で再会出来ます。
そのことが間違いないことなんだよと、故人の葬儀を通して教えてくださいました。
再び出遇う世界・お浄土は必ずあるのです。
合掌　南无阿弥陀佛　善本秀樹拝