あれから2年半   

2013年 09月 11日

 あの東日本大震災から早いもので、今日で2年半になります。復興は遅れがちで思うようには進んでいません。未だに、仮設住宅の入居率が9割にのぼっているのです。まず、その大きな原因は、復興交付金にあります。使い道が不透明で、使い勝手もよくありません。復興・復旧事業があまりにも多様化しており、復興の手助けになっていないのが実状です。また、8月末現在、今でも約29万人の方々が、避難生活を送り続けているのです。そして、今尚、2654人が行方不明なのです。世界が注目している、福島第一原子力発電所の事故収束はほど遠いのが現状であり、対処療法に追われているのです。安倍晋三総理大臣が発したコントロールされている云々は、実際はこれからのことであり、7年後・2020年に開催される夏季オリンピック・パラリンピックまでに、どのようなスケジュールで収束作業を進めてゆくのかまったくはっきりしていません。兎にも角にも、被災者・高齢者のためにも一日も早い復興を切に望むばかりであります。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2013-09-11 21:10 | 住職日記

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