生かされている命   

2013年 07月 17日

 相も変わらず蒸し暑い日が続いています。京都では、夏を告げる祇園祭・山鉾巡業が行われました。さて、最近特に気になることがあります。それは、人が簡単に暴行され殺されるという事件が多発していることです。それも、身近な人をいとも簡単に、大した理由もなく殺してしまうのです。また、何の面識のない・何の抵抗もできない幼い子どもたちが暴行され、犠牲になっています。何とも言えない悲しい出来事であります。現代は、便利になり、物が豊かになりましたが、人の心は決して豊かにはなっていません。これは、経済・お金を中心にした世の中の最も大きな弊害であります。経済的に豊かになればなるほど、人の心は歪んでしまうのです。ではどうすれば善いのか。それは、佛さまの願い・教えを聴いてゆくしかないのです。生かされているわが身の命に気づかされた時、自ずと頭が下がり、他の命の大切さにも気づかされるのです。無念のうちに犠牲になられた尊い命に謹んで哀悼の意を表します。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2013-07-17 22:00 | 住職日記

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