抑制   

2013年 05月 10日

 昨日は西日本各地で、最高気温が25度以上の「夏日」となり、京都では、30.2度を記録し、「真夏日」となりました。しかし、今日はまた一転、雨で少し肌寒く感じます。何度もふれていますが、今年の気候はあまりにも極端過ぎます。身体が慣れない・ついてゆけない状態で、体調を崩す方が増えています。くれぐれもご注意ください。さて、世間では、各企業の決算発表がピークを迎えています。そんななか、売れ過ぎて生産台数を意図的に、前年より抑える方針を出したメーカーがあります。それは、イタリアの超高級スポーツカーで有名な「フェラーリ」であります。2012年は、前年比4.5%増の7318台を販売したそうです。営業利益は前年比12.1%増で、過去最高の455億円だったそうです。中国では、何と500台も売れたそうです。フェラーリのモンテゼロモ会長は、「年に500台も売れては独創的な存在たりえない」として、短期的な販売台数よりもフェラーリとしてのブランドの価値を維持し、守ることを優先させました。今までにない独創的な経営方針であります。日本の企業では考えられない発想です。これにより、これから益々フェラーリのブランド価値は上がることでありましょう。「ブランド価値を守るためにあえて販売台数を制限する」。何かうなづけます。売りっぱなしで利益さえ出れば善い会社では通じない時代が、来ているのではないでしょうか。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2013-05-10 22:07 | 住職日記

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