アウンサンスーチー氏来日   

2013年 04月 14日

 ミャンマーで民主化運動を率いてきた、最大野党・国民民主連盟(NLD)党首のアウンサンスーチーさんが来日しています。軍事政権が長く続いたミャンマーは、今民主化が急速に進展し、世界から大きな注目を集めています。その影には、かつてのビルマで民主化運動の先頭に立ち、「ザ・レディ」と呼ばれていた女性・アウンサンスーチーさんの存在があるからです。軍事政権下では、気軽に実名で呼ばれなかった時代がありました。アウンサンスーチーさんはまさに、ミャンマー民主化運動のトップリーダーであり、1991年には、アジア女性としては初のノーベル平和賞を受賞しています。15年にわたり自宅軟禁生活を強制されながらも、揺るがない意思を持ち続けました。そのお陰により、ミャンマーは、民主化へと変わってゆきました。しなやかで美しいひとりの女性・アウンサンスーチーさんが何故ここまで強くなれたのでしょうか。それは、どんなに辛く・苦しい時があっても、常に国民・まわりの人たちのことを先に考え、行動したからではないでしょうか。来日を歓迎する集会では、在日ミャンマーの人たちの前で、暫しジョークを交えながら「日本のよいところを学びなさい」また、「日本にいてもミャンマー・祖国のためにできることを考えてほしい」と呼びかけました。小生は思います。日本・私たちこそ、この時にミャンマーの歴史、アウンサンスーチーさんの強い姿勢・考えを学び・知る時であります。
合掌  南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2013-04-14 22:37 | 住職日記

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