傾聴   

2013年 03月 27日

 檀家さんの御宅を参らせていただいて感じることですが、最近特に独り住まいの方が多くなりました。それも圧倒的に女性であります。子どもさんが独立して家を離れて家庭を持ち、ご夫婦だけとなりましたが、ご主人が先立ちお一人となられるのです。あるご婦人が、「住職さん、お仏壇の前でお経をあげる以外は、あまり声を出さなくなりました」と言われました。その表情には、何か一抹の寂しさを感じました。外に出るのもおっくうになってきたそうです。唯一の楽しみは、韓流ドラマだと言うのです。続けてご婦人は、「月参りで住職さんにいろいろと話を聴いてもらえると、嬉しくなり元気になる」と有り難いお言葉をいただきました。失礼ながら、小生は何もしてはいません。唯々傾聴・軽い気持ちでお聴きしているだけなのです。人は常に人と関わりながら、影響し合って生きています。身勝手ではありますが、思い通りにならない世の中で、出遭い・話す・聴くことで人は、ひと時の安心を得るのではないでしょうか。小生もその一人であります。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2013-03-27 22:16 | 住職日記

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