小さな灯火   

2013年 03月 10日

 寒の戻りです。午後から強い風が吹きはじめ急に寒くなってきました。明日は、あの東日本大震災から2年になります。現在も大勢の方々が不自由な生活を強いられています。特に、福島県は深刻です。福島第一原子力発電所の事故により、未だに15万人の県民が、我が家に帰れないのです。原発事故は、今も大きな爪痕を残しています。その最たるものが放射線です。未だ封じ込めることができていません。今尚、対処療法に追われているだけです。報道によりますと、福島第一原子力発電所の専用港では、ある魚から1キロあたり51万ベクトルという基準の何と5100倍、過去最高の値が検出されました。日ごとに眼に見えない放射線が蓄積されているのです。また、宅地や農地の除染は思うようには進んでいません。我が家に帰りたいと云う小さな願いが叶わないのです。核のゴミは処理できません。すなわち、核のゴミは増えるばかりです。なのに原子力発電所はあちこちに存在します。子や孫に大きなツケを残し続けているのです。アベノミクスよりも、経済よりも、もっと大事なものがあります。「小さな灯火を決して消さない覚悟」であります。これこそが、真に日本を再生してゆくのだと信じたいのです。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2013-03-10 22:11 | 住職日記

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