人間らしさとは   

2012年 10月 19日

 朝夕寒さを感じるようになりました。さて、人造人間・アンドロイドに代表されるロボット工学は、日々進化しています。今やアンドロイド・ロボットによる落語会や劇まであるそうです。そういえば、予算削減で話題になったあの【文楽】は人形劇であります。実は、アンドロイドがまず最初お手本としたのが、文楽だったそうです。人形であるはずなのに、なぜか人間味を感じ人は感動します。今日もあるラジオで言っておりましたが、ロボット工学は、【人間らしさ】の追求だそうです。【人間らしさ】とは、実は複雑な動きではないそうです。つまり、【間】と【無駄な動き】こそが、私たち【人間らしさ】であるのです。うなづけるのではないでしょうか。確かに、人と人との会話には、一瞬の【間】があるからこそ【情】が伝わってくるのです。そして、何気ない【無駄な動き】に惹かれたりもするのです。何はともあれ、ロボット工学は、人間学を知らされる奥深く・興味深い世界であります。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2012-10-19 18:53 | 住職日記

<< 決められない政治家たち      香川県でご法事のご縁 >>