お寺・住職の有り方   

2012年 08月 20日

 最近若い人たちを中心に、宗教離れが進んでいると云われています。世間では、宗教と言えば何かいかがわしいというイメージがつきまとっているのではないでしょうか。宗教とは字のごとく、教えを宗とするのが宗教であります。しかし、儀式・形があっても教えのない宗教団体が多くなっています。また、今の学校教育において宗教を学び・教えることはありません。宗教を学んでいない人たちが、正しい信仰心を得ることは難しいでしょう。そんな世の中であるからこそ、葬儀・法事のご縁・佛縁を大事にしてゆかなければならないのです。人の死を通して、宗教・佛教に出遭うことができるのです。そこで、お寺・住職の存在が問われてきます。常に開かれたお寺・住職でなければなりません。佛教の話を聴いてみたい=認められる=魅力あるお寺・住職であることが今一番求めらるのです。小生の自省をこめて思うことであります。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2012-08-20 18:42 | 住職日記

<< 日米中韓関係      恐ろしい落雷 >>