老化と痛み
2012年 06月 25日
梅雨の晴れ間ですが、一日中蒸し暑く感じました。人は誰しも老いてゆきます。それも日々老いてゆくのが現実であります。決して若くなる人はいません。ああ足が痛い。腰が痛い。特に女性がよくおっしゃっています。昨日の永代経法要の際にも、だんだんと腰が痺れて座り続けるのが苦痛で、途中退席された方がおられました。痛みは、人にはなかなか理解してもらえません。何故私だけがこんなに痛みを受けるのかと考えるのは、当然のことであります。この痛みさえなければと思うのですが、生きている限り高齢になればなるほど、痛みから解放されることはないでしょう。しかしながら、言いかえれば痛みがあるということは生きている証です。老いる=痛みを否定的に受け取らず、痛みと共に生きてゆく覚悟と勇気を全うしてもらいたいと、勝手ながら切に願うことであります。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
by junshoji | 2012-06-25 17:29 | 住職日記