沖縄・平和の誓い
2012年 06月 23日
沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園では、沖縄全戦没者追悼式が営まれました。沖縄にとりましては、決して忘れることはできない特別の日(慰霊の日)であります。沖縄戦において一般県民・住民を巻き込み、実に20万人を越える尊い命と財産・文化財・自然が奪われました。今私たちが平穏無事に暮らせるのは、沖縄県民の犠牲のうえに成り立っていると云っても過言ではありません。先の戦争で、日本国内唯一地上戦が行われたのが沖縄でした。9万4000人以上の方々の戦死は、沖縄県民・子どもたちでした。その当時沖縄は、地獄絵図そのものだったのです。今日6月23日は、沖縄県では公休日となっています。今なお戦争の傷跡が残る沖縄県。戦争体験者は年々少なくなっていくなか、沖縄県内には大量の不発弾が残されているそうです。米軍基地の圧力に加えて、日々の生活は未だ危険にさらされているのです。私たちは今一度、沖縄の悲惨な戦争体験を学び、平和=命の尊さとは何か、あらためて考える時ではないでしょうか。戦争で犠牲となり亡くなられた方々の無念さ・お気持ちを想うと、合掌せずにはおれません。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
by junshoji | 2012-06-23 18:42 | 住職日記