憤り   

2012年 06月 09日

 もう何年になるでしょうか。我が母校・東須磨小学校で長い間「評議員」をさせていただいております。今年度も続けて評議員を委嘱され、今日お昼前、第1回目の評議員会に出席いたしました。学校運営に意見を申すことが評議員の務めだそうですが、小生はただただ懐かしい母校に行けること=帰ることができるだけで、大変嬉しく有り難いと思っています。続いて夕方には、神戸西組(須磨区・長田区の浄土真宗の寺院の集まり)の定期組会(総会)があります。昨年度の総括・反省をふまえて、この一年の行事計画をたて実行してゆきます。小生微力ながら、副組長(ふくそちょう)の大役を拝受しております。さて、野田総理は昨日、関西電力大飯原子力発電所3.4号機を再稼働させると明言・発表しました。現在国内にある50基もの原子力発電所は停止していますが、東日本大震災による福島第一原子力発電所事故以来、初の再稼働になります。きちんとトップリーダーとしての判断・メッセージを発することはよいことですが、この度の原発再稼働の判断は、間違っていると言わざるをえません。日本は、あの東日本大震災を機に、再生・チェンジ=変わるはずでした。福島第一原子力発電所事故を教訓に、原発に頼らない社会を構築する道筋だったはずです。あの悲惨な原発事故、福島の方々の悲しい想いを忘れよと云うのか。野田総理は日本は変わらないというメッセージを世界に発信してしまいました。日本は変わるべきなのです。進むべき道・方向性を見誤ってはいけません。野田総理の判断に憤りを強く感じます。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2012-06-09 16:35 | 住職日記

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