アメリカ・ワシントン郊外にあるアメリカ大統領の保養地・キャンプデービッドで、Ｇ８サミット・主要国首脳会議が開催されました。その夕食会で、オバマ・アメリカ大統領は、突然「我々には、本日もうひとつ行うことがある」と言って、なんとケーキを自ら持ち込み、野田総理の５５歳の誕生日を祝いました。なんと粋な演出・サプライズでしょう。オバマ大統領は続けて言ったそうです。「ローソクを消す前に願い事をしてほしい」と。これに対して、野田総理は無言でローソクを吹き消し、各国首脳が拍手で祝福してくれたそうです。何故オバマ大統領の善き計らいに、素直に願い事でもいい、言葉を発しなかったのでしょうか。オバマ大統領をはじめとして、世界中に「決断する野田総理」を強くアピールできるチャンスを頂戴しているのに、がっかりというか残念でなりません。もし小生なら、「ＴＰＰ・環太平洋経済連携協定の交渉参加をします」と宣言します。オバマ大統領もその発言を期待していたのではないでしょうか。とにもかくにも、善きチャンス・場を無駄にした感は拭えません。チャンスは一瞬にして過ぎ去ります。オバマ大統領の演出ぶりを見習うべきです。
合掌　南无阿弥陀佛　善本秀樹拝