損失   

2012年 02月 27日

 ある独立系投資顧問会社が、企業から運用を委託されている企業年金のほとんどを消失しているにもかかわらず、嘘・虚偽の説明をしていたことが先日発覚しました。この投資顧問会社は、なんと2000億円を超える年金資金を企業から受託していました。また、この2000億円のお金が、どうなったのか現状ではわからないそうです。なんとも大きな金額ゆえ、ただただ驚くばかりです。現世はお金・経済中心の世の中です。特に近年は、物を作って売り、利益を上げるだけではなく、お金でお金を生んでゆく金融派生商品が大流行です。しかし、リーマンショックに代表されるように、安定収益を確保し続けるには相当なリスクが伴います。経済中心の社会構造には限界があるのです。このままではいずれ経済システムは破綻することでしょう。それにしても、集められた大金はどのように使われて消えていったのでしょうか。甘い投資話にはくれぐれもご注意を。絶対に儲かるは、必ず嘘があります。これこそが真実です。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2012-02-27 21:08 | 住職日記

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