裁判
2012年 02月 21日
今から13年前に、凶暴・凶悪犯罪事件が起こりました。世に云われる山口県光市の母子殺害事件です。ようやく昨日、最高裁判所第1小法廷で上告を棄却する判決を言い渡しました。つまり、被告人に死刑が確定したのです。時に私たち人間は、欲望の剥くままに行動することがあります。小生もその一人です。しかしながら、してはいけないと自制心が働くのも私たち人間です。佛法・佛縁に出遭うと自然に、この私の愚かさに気づかされます。これを佛さまの智恵をいただくと言います。佛さまの智恵をいただくと、この私が変わるのです。その時が信心決定したと言えます。被害者・残されたご遺族は、想像絶する辛いお気持ちを抱き続けています。この事件を通して私たち一人一人が、命について学んでゆくことが大切です。決して他人事で済ましてはいけないのです。死刑確定で終わらせてはいけないのです。犠牲になった母子の死を決して無駄にしない生き方をしなければならないのです。今一度、犠牲になった親子に謹んで哀悼の意を表します。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
by junshoji | 2012-02-21 15:32 | 住職日記