手術   

2012年 02月 19日

 天皇陛下が心臓の冠動脈バイパスという手術を受けられました。心臓には冠動脈が3本あり、血管の内側が狭くなる狭窄が確認された2本に、胸の血管・内胸動脈を繋いでバイパスを作る手術でした。この手術方法は手術中ほとんど出血することはなく、輸血も必要なかったそうです。天皇陛下は今日から食事もとれ、リハビリを重ねながら順調なら2週間ほどで退院できるそうです。この度の手術は東京大学と順天堂大学との異例の合同手術でもありました。執刀医師はこれまでに5500件もの心臓手術を経験されています。心臓を動かしたまま血管を針と糸で縫い合わせる技術は、小生にはとても理解できるものではありません。日進月歩の医学と云えるでしょう。それにしても、信頼できる医師・主治医が身近にいるということは、この上ない安心感につながります。 天皇陛下におかれましては、一日も早いご公務復帰されますことを祈念しております。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2012-02-19 17:34 | 住職日記

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