驚愕の数値
2011年 11月 25日
報道によりますと、東日本大震災の被災地・福島県では、県の中央を流れる阿武隈川から海に流れ出ている放射線セシウムの量が、何と1日あたり約500億ベクレルにもなるそうです。大変恐ろしいことです。福島第一原子力発電所の事故による汚染地域が、いかに広いかがよくわかります。汚染された土壌は、雨また除染作業等によって汚染水となり、川や地下水を流れ、結局最後には、母なる海・大海へセシウムが流れ出て行くのです。今後地球上にどんな被害・影響がでるか計り知れません。そしてその汚染水は世界中へ広がって行きます。海をもうこれ以上汚さない対策を、早急に講じなくてはなりません。このような事例がはっきりしているのに、未だに原子力発電所を各地で稼働させていることが恐怖を増大させます。もうひとつの数値。今後30年以内に30%の確率でマグニチュード9の地震が、三陸沖北部から房総沖の日本海溝寄りで起こると、地震調査研究推進本部というところから発表されました。昨日も北海道で震度5弱の地震がありました。その3日ほど前にも、広島県でも地震が発生しています。今まさに日本列島は、顕著な地震活動期であるのは間違いありません。今日いや今、どこで大地震が発生しても何ら不思議ではない時期に、我々は生きているのです。備えと覚悟だけは、常に持ち続けなければならないことを、数値は教えてくれています。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
by junshoji | 2011-11-25 15:36 | 住職日記