TPP=覚悟
2011年 11月 12日
野田総理は、1日遅れで記者会見を行い、TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉参加に向けて関係国と協議すると発表しました。率直に感じたのは、何と曖昧なはっきりしない表現をするのかと、びっくりしました。参加するのか、しないのかよくわからない言い回しです。民主党内の慎重派への配慮というか、一様落ち着かせるためのメッセージのように聞こえます。国民へ理解を求めることもなく、結局のところTPPって何なのか。これからTPPに参加すればどのようなメリット・デメリットがあるのか一切説明がなく、何のための記者会見だったのか、庶民にはよくわかりません。もっと国民に呼びかける、強いメッセージの発信を期待していたのですが、非常に残念です。まあとにもかくにも、ハワイで、APEC・太平洋経済協力会議が開催されます。そこで首脳会議もセッティングされるでしょう。今後のTPPの具体的な交渉・話し合いが行われるのは、間違いないことです。オバマ・アメリカ大統領のリーダーシップにただ圧されることなく、日本の為になる主張を、はっきりと表明してほしいものです。これからのTPPの課題はいろいろあるとは思いますが、小生はこれを、日本再生のチャンスと捉えられる機会になればと願うばかりです。日本には、多方面においてTPPに耐えうる底力が必ずあるはずです。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
by junshoji | 2011-11-12 18:24 | 住職日記