月まいり   

2011年 11月 02日

 ご命日に各ご家庭のご仏壇にお参りさせていただくことを、月忌まいり・月まいりと言っています。やや愚痴っぽくなりますが、最近は月まいりの軒数がだんだんと少なくなってきました。あの阪神・淡路大震災以前の約半分ぐらいになってしまっています。お葬式のご縁があり、1周忌・3回忌と2年ほど過ぎると、突然いろんな理由を述べられながら、月まいりを中止してほしいとおっしゃる方が、ここ1.2年特に増えてきました。理由の中でまずおっしゃるのが、経済的なことです。年金生活なので…。それに、もう3回忌も過ぎましたので…。等々。小生はただただひたすらうなづくばかりです。これもご縁であるなあと自身に言い聞かせているのですが、何か寂しい気持ちは拭い切れません。月まいりは、読経し今は亡き故人を偲ぶだけではなく、僧侶・住職として、そのお家の方のお話をじっくりとお聴きする場でもあるのです。月まいりの減少は、住職として壇家さんとのコミュニケーションの取り方のまずさが原因ではないかと、大いに自省しています。いや、月まいりの減少は世の中の風潮やと、おっしゃる方もおられますが、小生はそれだけではないと思っています。壇家さんとの関係が、希薄にならないようお付き合いさせていただくことが肝心であります。だからこそ教えを伝える前にまず、壇家さんの思い・お話を聴かせていただくことを常日頃から忘れないようにしたいものです。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-11-02 18:26 | 住職日記

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