アラブの春
2011年 10月 22日
42年間もリビアを独占支配していたカダフィ大佐の政権が崩壊しました。アラブの春と言われる民主化運動は、チュニジアからエジプトへと伝わりリビアへと拡散していきました。いずれ、民主化の大波は、アジアへと広がってゆくことでしょう。悲しきかな。同じ国の人間どおしが、たとえ民主化とはいえ殺戮を繰り返すことは、儚く、悲しいことであります。なんと人間とは愚かな生き物であるのか、アラブの春という時代を通して思い知らされます。アラブ世界は特に、原油の産出国が多く、復興支援という名の下で、これから先進国の資源の奪い合いの場になることがないよう、願うことであります。真の民主化運動とは何か。自問し続けなければなりません。長きにわたった内戦状態で、数多くの尊い命が奪われたことを決して忘れてはなりません。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
by junshoji | 2011-10-22 19:22 | 住職日記