他愛のないこと   

2011年 07月 25日

 久し振りにレンタルDVD店へ行き、邦画・日本映画を借りました。借りたのは、宇宙戦艦ヤマト実写版です。思わず手が伸びてしまいました。宇宙戦艦ヤマトといえば、幼いころ、時間になればテレビの御前に鎮座在し、真剣に見たことでありました。あの感動をもう一度と、鑑賞したのですが、この度の宇宙戦艦ヤマト、期待外れも甚だしく、がっかりと落ち込んでしまいました。たしか上映前の評判というか、派手に宣伝し、いい加減な映画評論家なる者が、絶賛してたように思います。しかしながら、公開上映後は、人気がでなかったのか気がつけば終わってたように思います。宇宙戦艦ヤマトの初期のアニメーションを知らない世代が、この度の宇宙戦艦ヤマト実写版を見たら、何だ昔の人はこの程度のことで感動してたのかと、滑稽に思われるでしょう。とにかくスケールが小さく、脚本もダメ。出演者も豪華ではあるのに、個性がなくバラバラ。アニメのおいしいところの寄せ集め等々と結局のところ、監督に力量がなかったのです。日本映画の衰退はここまで来たのかいうのが、率直な気持ちです。映画作りはその国の勢いが、顕著に表れます。アメリカ映画をはじめ特に韓国・中国の映画を見れば、経済的にも右肩上がりであることがよくわかります。日本映画は作る側も、演じる役者も元気がないのです。しばらくは、レンタルDVD店に行っても邦画コーナーは素通りすることでしょう。勢いのある元気な国の映画を見て、英気を養います。甚だ他愛のないことでした。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-07-25 15:09 | 住職日記

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