弱さと愚かさ
2011年 07月 13日
前復興担当大臣の発した言葉が、世界中を巡り驚かせています。「私はちょっとB型で短絡的なところがある。」と血液型に触れて弁明したことが、世界中を唖然とさせているのです。日本では、ごく普通に、血液型で占いや性格判断を日ごろしています。しかし、よくよく考えてみれば、統計学的にはある程度うなづけることはできますが、何の根拠もありません。占いとはそもそも何のいわれも無く、確信はないのです。そのことを信じている日本人を、海外の人たちは驚いているのです。血液型で人の性格や相性判断している日本人の幼稚さを、感じとっているのではないでしょうか。血液型によって分類されれば、これは一種の差別と同じです。前復興担当大臣の発言は、B型の人は優秀ではないと、言っているのと同じです。こういう軽い発言をする国会議員・大臣がいること自体が、日本の弱さであり、愚かさの一面ではないでしょうか。佛教特に浄土真宗は、占いをはじめとする俗信・迷信に一切頼ることはしません。それは何故なのか。佛法をお聴かせいただくことにより、物事の因果応報の道理がはっきりと見えてくるからです。占い等がいかに根拠がないものかが、自然に見えてきます。占い等は、人を迷わすことしかないのです。佛教・佛法が一人でも多くの人たちに聴いてもらえるようになれば、迷う人も少なくなり、日本が世界に認められるようになることでしょう。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝
by junshoji | 2011-07-13 15:48 | 住職日記