あれから百ヶ日   

2011年 06月 18日

 あの東日本大震災発生から早いもので、百ヶ日を迎えました。百ヶ日は、佛事の中陰でいう最後の節目になります。今日、東日本大震災の被災地では、さまざまな佛事・法要が勤められたことでしょう。ある被災地では今日の百ヶ日に合わせ、合同葬儀が行われた所もありました。蓮如上人が書き残された、「白骨の御文章」(お手紙)もどこかで拝読されたことと思います。今一度大震災・大津波によって亡くなられた方々を偲びながら、この私が、亡くなられた方々の犠牲のうえに今生き・生かされていることを、真摯に受け止める時期でもあります。被災された方々には、まだまだ先の見えない生活が続いてはいますが、大震災・大津波で亡くなられた方々の死を決して無駄にしない日々の暮らしを、これからも送っていただきたいと願います。東日本大震災の被災地をはじめ日本は必ず再生・復興できるものと信じています。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-06-18 18:45 | 住職日記

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