あれから3ヶ月   

2011年 06月 11日

 あの東日本大震災から早いもので、今日で3ヶ月になります。3月11日(金曜日)午後2時46分。大地震・大津波・原発事故といわば三重苦の甚大な大災害でした。今日現在で、亡くなられた方々は15,000人を越え、未だに行方不明者は8,000人以上おられ尋常ではありません。前例のない非常事態です。また避難所で不自由な生活を強いられている人は90,000人以上おられます。高齢者が多いなか健康面の悪化・精神的な苦痛が心配されます。義援金の配布、がれきの撤去、復旧等もまだまだで、とにもかくにも何もかも遅れています。このような日本の危機状態でありながら、日本非常事態宣言を発しなかった、菅総理をはじめ仕事をしない国会議員の責任は重大です。菅総理は曖昧ではあるけれども退陣を表明しておきながら、退陣時期を明言していません。これはまさに今無政府状態と同じです。辞めると決めたらすぐに退陣すべきです。男らしくないのです。発した言葉ぐらいは責任を持つべきです。これから雨の多い本格的な梅雨時期ですが、福島第一原子力発電所事故の高濃度の放射線に汚染された水が、川を流れ海へ流れ出すことでしょう。海へ汚染水を流すことだけは止めて欲しいのです。母なる海のあらゆる命を守らなければなりません。今私たち日本人は、これからどうするか試されているのです。この期に、命の大切さと自然環境を壊さないライフスタイルを真摯に考え、大きなツケを後世に残さないよう行動する時ではないでしょうか。あれから3ヶ月に想うことです。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-06-11 17:10 | 住職日記

<< 大国中国      風と共に去りぬ >>