原発事故調査・検証   

2011年 06月 08日

 東日本大震災から、まもなく3ヶ月になります。被災地では未だに復旧の目処、がれきの撤去等が進まず、義援金に至っては、十分に配られていないのが実情です。なにもかもが遅れています。福島第一原子力発電所の事故の調査・検証委員会が発足され、昨日初会合が開かれました。福島第一原子力発電所の事故はレベル7。今現在も低レベルの放射線が出続け、じわじわと汚染度を広げつつあります。敷地内の放射能汚染水は、満杯になればまた海へ放出するそうです。もうこれ以上母なる海を汚し続ければ、長い将来にわたって元のきれいな海に戻ることはないでしょう。子供たちへの影響が一番心配されます。これから夏というのに、屋外プールも使えず、のびのびと校庭で走り回ったり、遊んだり、泳いだりできないのです。小生思うに、今からでも遅くはない、放射線の影響がある地域から、子供たちを集団学童疎開させるべきであると思っています。放射線の数値がたとえ低くとも福島第一原子力発電所の現状を考えると、今後何が起こるかわかりません。将来日本を背負っていく子供たちを、今大人たちが必死になって守ってあげなければなりません。原子力は安全ではなかったのです。そのことを事故調査・検証委員会は念頭に、将来へよき提言ができるよう望みます。子供たちから放射線の恐怖を取り除き、元気いっぱいに屋外で遊べるよう念願せずにはおれません。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-06-08 19:13 | 住職日記

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