日本から世界へ脱原子力   

2011年 05月 26日

 フランスパリでサミット前に、経済協力開発機構(OECD)50周年記念行事に菅総理自ら出席し講演しました。エネルギーについて、これからの国策を述べたのですが、これから日本は原子力発電には頼らないという、強いメッセージがなかったのが、非常に残念でなりません。日本は戦争中には原子爆弾、この度の福島第一原子力発電所の事故と、日本は立て続けに原子力により、深刻な被害を受けてきたのです。にもかかわらずまだこれから、今まで通り原子力発電所に頼る政策を推し進めるのか。小生は理解に苦しみます。このままでは今の子どもたちに原子力発電所の恐怖、不安を残し続けるのです。本当の国の利益、これからの繁栄は脱原子力から始まるのです。ヨーロッパドイツをはじめスイスも原子力発電所全廃を目指し、脱原子力の政策を打ち出しています。何故日本も原子力発電所全廃ができないのでしょうか。日本から脱原子力発電の強いメッセージを発すれば、必ず世界に影響を与えます。そして世界が考えを改め変わっていくのです。今の菅総理、政権与党民主党には、危機=チェンジ=チャンスという意識は持ち合わせていないのでしょう。議員どおしの幼稚なお誕生日会をこの時期にする民主党には、まったく世の中の動きが見えないのでしょう。国民の我慢にも限度があります。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-05-26 17:12 | 住職日記

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