老化   

2011年 05月 19日

 人には誰しも寿命があり、この世においては限りある命なのです。小生も気がつけば今年で52歳。日ごとに少ない髪の毛も白髪になり、ふと自分の身体を鏡越しに見て、驚くことしかり。お腹の脂肪は第3脂肪まであり、元からの前屈みの姿勢はより猫背になり、もう若くはないんだなあと感じる昨今です。男と女なら誰しも老いはあります。歳を重ねるということは、すなわち老化していくということであり、是正に現実であります。NHKのテレビで、老化の元はAGEであると解説しておりました。終末糖化産物と言われ、糖分の取り過ぎが老化を進めるそうです。まずご飯や甘いものをなるべく控えめにということですが、それでも人は確実に老化していきます。現実から逃げることはできません。ごまかしの美しさも老化にはおよばなくなってしまいます。どうにもなりません。だったらありのままを受け入れるしかないのです。私なりに老いを苦しみとは受け取らず、今の私なら何ができるか考えながら、楽しみながらこの世で生きて行こうと思うのです。いずれ寿命がくれば、必ずお浄土があるのです。老いることはお浄土への道のりを確認していくことであり、より一層お念佛を味わうことができるのです。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-05-19 13:09 | 住職日記

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