被災地の子供たちを神戸へ   

2011年 03月 30日

 この時期は、卒業式も終え新学年に向けいろいろと準備されているころですが、東北関東地方大震災で被災された子供たちは、家、学校、ランドセル、机、学習用具等々もすべて失い、避難所等で4月からの新学年の準備も整わず不安のなか、不自由な生活をおくられていることでしょう。小生の住む神戸須磨は近隣に、統合によって廃校になった高校がそのまま残っています。また現在、近くにはJRやNTT等の官舎を取り壊した広大な跡地があります。周辺には公園、川があり、約800本ぐらいの桜がまもなく満開を迎えようとしています。どうか被災された学校生徒教職員丸ごと廃校した高校に、集団疎開という形で来ていただき、しばらくは善い環境で勉強し遊んでもらいたいと思うのです。住まいは官舎跡地に仮設住宅を建て、教職員等の住まいに。子供たちは近隣の家庭でホームステイ。小生の町も高齢者が多く、一人暮らしで部屋の空いている家はたくさんあります。一人暮らしの高齢者も子供たちが身近にいれば、元気のもとになります。小生のお寺でホームステイも勿論歓迎します。とにもかくにも将来を担う子供たちに、しばらくは少しでも善い環境で育ってほしいのです。同じ大震災を経験した仲間、家族同然です。何とか小生の思いが実現できないでしょうか。今日本は非常事態。何でも出来うることはしていきましょう。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-03-30 09:36 | 住職日記

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