<   2011年 05月 ( 32 )   > この月の画像一覧   

自殺その前に   

2011年 05月 31日

 ここ10年ぐらいの間、年間3万人以上の人が、自ら命を断つという現状があります。自殺するということは、他人にはわからない重大な理由があるのです。また身体的な鬱状態で自殺する人もいるでしょう。いずれにせよ、本人にとっては先の見えない、深刻な問題であったことは間違いありません。しかし、自ら命を断つ前に、この私の命とは何か。何のためにこの世に生まれてきたのか。自問自答してほしいのです。その時に答えが出なくとも、今日一日考えてみようと、少し余裕を持ってほしいのです。そしてじっとしておらずに、動きましょう。気分は優れないとは思いますが、少し勇気を出して身体を動かしましょう。少しは気持ちが楽になるはずです。次第に悩み事がちっぽけに思えてくることもあるでしょう。私の命は60兆を超える細胞によって、支えられて生きているのです。休むことなく、細胞自身が言うなれば生死を何万回と繰り返しながら、この私の命全体を支えてくれているのです。今死ぬほど苦しいのは自分自身にしかわかりませんが、悪いことが続けばいずれその後は、必ず善いことが待っています。この世は悪いことばかりではありません。善いことに気
付かないでいるかも知れません。寿命が来るまで、精一杯生きてみませんか。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-05-31 14:11 | 住職日記

台風一過   

2011年 05月 30日

 台風2号は昨日午後四国の南海付近で、温帯低気圧に変わったそうです。昨日午前中は大雨。昼からは一晩中強い風が吹き荒れていました。今日も時折強風があります。この時期に言わば台風が直撃したのは、大変珍しいことではないでしょうか。幸いに被害は少なかったとはいえ、愛媛県でお一人が亡くなったそうです。とにかくこの度の台風2号は、雨が極端過ぎるぐらい長い間続き、多かったのが特徴です。この後の土砂崩れ等が心配されます。今年は間違いなく台風発生の多い年になることでしょう。東日本大震災の被災地には、これから雨の多くなる梅雨、台風シーズンに向けてより一層の対策が急がれます。また福島第一原子力発電所の事故処理も、これ以上被害が出ないよう、国を挙げて一日も早く収束出来ることを望みます。国会では、内閣不信任案を提出する動きが、野党の自民党、公明党から出ているそうですが、この時期に、そんな悠長なことができる時間がどこにあるのでしょうか。今の国会議員の方々の動きを見ていると、余りにもビジョンがなく、国民に甘えているなとしか思えてなりません。いつも言っておりますが、子どもたちがかわいそうです。このままでは、将来の夢を見ることもできないことでしょう。台風一過に思うことであります。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-05-30 16:02 | 住職日記

女性指揮者西本智実   

2011年 05月 29日

 台風2号の影響で今日朝から大雨、昼から強風。そんな中今日お昼2時から、神戸国際会館こくさいホールで、ロシア国立交響楽団の首席客演指揮者に就任された、西本智実さん初の日本公演を坊守と行って来ました。あいにく天候も悪かったせいか、来場者はやや少なめでした。チャイコフスキーのピアノ協奏曲をはじめとしてロシア国立交響楽団のフルオーケストラのスケール、音の素晴らしさには感激しました。西本智実さんといえば関西の人。指揮者になるためロシアに留学され、稀なる女性指揮者として世界中で活躍されています。クラシックが好きな人ならば、指揮者西本智実さんのことを知らない人はいないでしょう。あまりにも過酷な指揮者ゆえ、腰を痛めておられ、指揮台に上がって指揮棒を振る前は、両足を広げ腰、身体を安定させてから演奏に入るそうです。指揮者は並大抵の体力では、長時間の演奏は勤められません。またあらゆる楽器の音を瞬時に聞き分け、演奏を導いていく集中力、判断は小生には計り知ることはできないでしょう。これから益々の指揮者西本智実さんの活躍とご健康を念じ続けたいと思います。いつも素晴らしい、感動の演奏ありがとうございます。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-05-29 19:09 | 住職日記

サミット   

2011年 05月 28日

 G8サミット。主要国首脳会議がフランスの北に位置するドービルというところで開催されました。主要国首脳会議・サミットと言えば、従来ならば経済を中心に話し合われるのですが、東日本大震災により被害を受けた福島第一原子力発電所の事故によって、原子力の問題も大きなテーマになっていました。ウェルカムランチに異例の冒頭のあいさつを菅総理がされたそうです。世界からこの度の東日本大震災に対し、義援金並びに救援活動、物質等々をいただいたことは素直に心からお礼を申しあげるべきでしょう。また福島第一原子力発電所の事故、処理の対応等々について丁重にお詫びすべきでしょう。今回のサミットほど、日本が世界に注目されたことはなかったはずです。世界中が菅総理がどんなメッセージを発するのか、期待されていました。しかし、中途半端で原子力依存なのか脱原子力発電なのかよくわからないといった印象を、与えてしまいました。世界は、原子力に対し日本はどのように舵取りをするのか、どのようなはっきりとしたメッセージを発するのかと待ち構えていましたが、この度の菅総理のメッセージは世界をがっかりさせてしまいました。日本だからこそ脱原子力と言えるのです。今の日本の立場・状況だからこそ脱原子力発電と言えるのです。結局は今回のサミットは原子力依存になってしまったのです。世界を変える脱原子力の強いメッセージが日本から出なかったのは、大変残念であり今後大きなツケを残すことになるでしょう。せっかくの大きなチャンスを逃してしまったのです。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-05-28 16:00 | 住職日記

梅雨入り   

2011年 05月 27日

 例年より12日早い梅雨入りです。近畿地方は、1991年以来で2番目に早い梅雨入りだそうです。今日は朝から肌寒く、お参りさせていただいたある檀家さんは、暖房を入れておられました。こんなに寒く早い梅雨入りは、初めてのような気がします。この5月は、カラッとしていた日もあれば、梅雨のようなじっとりとした雨が続いたりと、五月晴れという日は少なかったように思います。ここ数年、暑さ寒さが極端で、何か四季折々の季節感がありません。台風も去年は大変少なかったのですが、今超大型の台風2号が近畿地方にも接近中です。5月にそれも超大型台風。小生の記憶にはありません。被害が及ばないことを願います。特に東日本大震災の被災地に台風が接近しないよう重ねて願うことであります。近年自然・気候がおかしくなったのは何故なのか。私達人間が自然環境を変えてしまったのか。いやそうではないのか。いずれにせよ自然と人間が互いに関わり合い影響し合っていることは間違いなく、行く末を案じます。人間の文明技術の発展が、比例して自然環境を壊し、その影響、報いが自然災害となって我が身に降りかかって来るのです。佛法の因果応報の教えであります。佛法を聞く人が一人でも増えれば、自然に環境も善くなると思うのですが。今こそ正しい佛教が世に広まることを、切に願うことであります。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-05-27 16:08 | 住職日記

日本から世界へ脱原子力   

2011年 05月 26日

 フランスパリでサミット前に、経済協力開発機構(OECD)50周年記念行事に菅総理自ら出席し講演しました。エネルギーについて、これからの国策を述べたのですが、これから日本は原子力発電には頼らないという、強いメッセージがなかったのが、非常に残念でなりません。日本は戦争中には原子爆弾、この度の福島第一原子力発電所の事故と、日本は立て続けに原子力により、深刻な被害を受けてきたのです。にもかかわらずまだこれから、今まで通り原子力発電所に頼る政策を推し進めるのか。小生は理解に苦しみます。このままでは今の子どもたちに原子力発電所の恐怖、不安を残し続けるのです。本当の国の利益、これからの繁栄は脱原子力から始まるのです。ヨーロッパドイツをはじめスイスも原子力発電所全廃を目指し、脱原子力の政策を打ち出しています。何故日本も原子力発電所全廃ができないのでしょうか。日本から脱原子力発電の強いメッセージを発すれば、必ず世界に影響を与えます。そして世界が考えを改め変わっていくのです。今の菅総理、政権与党民主党には、危機=チェンジ=チャンスという意識は持ち合わせていないのでしょう。議員どおしの幼稚なお誕生日会をこの時期にする民主党には、まったく世の中の動きが見えないのでしょう。国民の我慢にも限度があります。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-05-26 17:12 | 住職日記

本来のこの私   

2011年 05月 25日

 人はどんなに地位や名誉、お金持ちまた豊富に知識を備えている人でも、よりもっとよくなりたいと、もっと欲しいと悩み続けます。それは一生涯途切れることはないでしょう。時に人は、周りの人を愛すること以前に、人から愛されることを求めます。常に人から愛され続けたいのです。それも自己中心に無条件で愛されたいのです。それほど私という身勝手なところが誰しもあります。そういう私であるからこそ、佛さま阿弥陀如来さまはこの私を見通して、決してダメと怒ることなく、悲しみという大悲心で、この私そのままを受け入れてくださるのです。その証、証明がお念佛・ナモアミダブツなのです。無条件でわがままなこの私を、そのままの姿で抱きとり、救ってくださるのです。佛さま阿弥陀如来さまが現にいらっしゃるからこそ、生きていけるのです。小生お念佛一声一声に、気づかされる毎日です。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-05-25 17:40 | 住職日記

感謝状   

2011年 05月 24日

 須磨区民センター4階で、須磨区福祉協議会から須磨区佛教会に対し感謝状の贈呈式がありました。本来なら、須磨区佛教会・会長さんが出席するのですが、会長さんも近頃お忙しく、僭越ながらご指名をいただき小生喜んで、代わりに出席させていただきました。須磨区佛教会は毎年あらゆる福祉事業に役立てもらおうと、年末に会員の皆さんからいただいた会費の一部から、またご浄財を募り、須磨区福祉協議会に寄付しております。ほんとわずかな金額ですが、会員一人ひとりの気持ちは込められております。会場には寄付された個人の方、あらゆる団体の方々が来場されておりました。老若男女いろんな組織、個人の方々が毎年寄付されていることに、気づかされたことであります。このような活動はあらためて続けていかなければならないと、気持ちを新たに受け止めさせていただきました。久しぶりに緊張のなか感謝状をお預かりしたしました。ありがとうございました。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-05-24 16:34 | 住職日記

賛否両論   

2011年 05月 23日

 橋下大阪府知事の大阪維新の会が提出している国旗掲揚、国歌君が代を斉唱する際、府立学校の先生に起立を義務づける条例案。新聞各紙の投書欄を見ておりますと、賛否両論あることに気づかされます。ある新聞は反対。またある新聞は賛成と必ずどちらかに偏っていることにも気づかされます。何故賛成、反対の両方の意見を同時掲載しないのでしょうか。それは新聞各社それぞれの主張があるからではないでしょうか。つまり新聞と言えども記事内容は、平等に扱っていないと言えます。一社だけの新聞を見ていただけでは、 本当に正しいことが見分けられません。そんなことを考えると、よほどしっかりとした見識を持ち合わせていないと、真実が見えなくなります。東日本大震災で事故を起こした福島第一原子力発電所の報道内容が、だいたい同じであること、こういう時はある面報道規制があるのではないかと疑いたくなります。いずれにせよ私たちは報道に振り回されるのではなく、私自身のしっかりとした意見、主張を持つことが大切であると思います。賛否両論あることは、自由であること、幅広い意見があることの証です。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-05-23 14:47 | 住職日記

中国・韓国・日本   

2011年 05月 22日

 今や経済力では日本を超えた中国の温家宝首相、韓国の李明博大統領が東日本大震災の被災地、東北地方を訪問されました。お二人のお姿を見れば、今の中国・韓国の国力をまざまざと見せつけられます。大国のリーダーらしく、動き、振る舞いが大きく綺麗で、周りの人々になにがしの安心感を与えています。それに比べ菅総理は、何か自信なさそうな、引け目な感じで見ている方が不安になります。中国・韓国との間には、さまざまな問題が山積しています。領土問題もそのひとつです。今回の中国・韓国の両氏の訪問は、日本の現状を視察すると同時に、これからの日本の先行きも見通しに来たように思われます。中国・韓国の援助をいただくことは非常にありがたいことではありますが、こういう時にも日本の考え、日本の再生・復興・外交政策を強くアピールすべきです。決して非常事態でも、弱気な面を見せてはいけません。今日本は、国としての勢いは中国・韓国に劣るかもしれませんが、必ずかならず日本を再生させなければならないのです。今だからこそ出来ることなのです。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-05-22 18:22 | 住職日記