老と死   

2016年 02月 21日

 ある本に宗派を超えて今でも人気のある・良寛さんのお言葉が掲載されていました。良寛さんは禅宗の僧侶です。それは、「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候。これは、災難をのがるる妙法にて候」。有名なお言葉であります。
「老」と「死」という究極の大問題を常日頃からどのように向き合ったらよいか端的に説き示されています。まさに、悟りの境地であります。「死」は終わりではなく、その先には「お浄土」という世界があるからこそ、死んでゆけるのではないでしょうか。
その証が、「南无阿弥陀佛」となって現れてくださっています。時には、声となり、また、形となり、そして、教えとなって生きとし生けるものすべて=我が身に届けられています。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2016-02-21 20:56 | 住職日記

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