希望と満足度   

2014年 06月 05日

 昨年、11月から12月にかけて日本・韓国・アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・スウェーデンの7カ国の13歳から29歳の男女、各国1000人程度を対象に、自身の家族・家庭、国・社会に対する意識を調査しました。この調査は、若者層が答えやすいようにインターネットで行われました。その結果です。「自身の満足度」を尋ねると、「満足している」と回答した割合は、日本は何と、45.8%・最下位でありました。日本以外の国・6カ国はすべて70%を超えています。ちなみにトップは、アメリカの86.0%でした。また、「将来に明るい希望を持っている」では、これまた日本は最下位で61.6%でした。他の国はすべて80%以上です。大きな差が出ました。スウェーデンでは、90.8%にもなりました。続いて、「自身に長所がある」・「40歳になった時に幸せになっている」という割合も最下位でした。驚きます。しかしながら、唯一つ「自国のために役立つことをしたい」は、54.5%でトップでした。今の日本の社会・仕組みを決して良いとは思わず、何とかして変えたいと強い気持ちの表れではないでしょうか。若い人たちは、一生懸命考え、冷静に判断して、行動しようとしているのです。大変興味深い調査でした。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2014-06-05 21:20 | 住職日記

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